テキスト 「物理・化学編」
ここまでの出題ポイント(1)
- 比熱とは物質1gの温度を1℃上げるための熱量
- 熱量[J]=比熱[J/(g・K)] X 質量[g] X 温度差[K]
- 熱容量=比熱 X 質量
- 比熱の小さいものは、温まりやすく冷めやすい
- 熱伝導率が小さいぼど燃えやすい
- 熱の対流とは?と問題が出たらストーブ・やかん・お風呂を選ぶ
- 熱の伝導とは?と問題が出たらコップ・アイロン・ステンレスを選ぶ
- 一般的に金属の熱伝導率は他の固体より大きい
- 熱伝導率が最も小さいのは気体(空気)
ここまでの出題ポイント(2)
- 液体の飽和蒸気圧は温度の上昇とともに増大し、
その圧力が大気の圧力に等しくなる時の温度が沸点である - 沸点は加圧すると高くなり、減圧すると低くなる
- 水は1気圧100℃で沸騰する
- 液体の水が固体になるのを凝固という
- 固体が気体になるのを昇華という
- 気体の溶解度は溶媒の温度が上がると小さくなる
ここまでの出題ポイント(3)
- 単体と出たらOO素の付くものと硫黄とナトリウム
- 混合物は化学変化では無く混ざりあったもの
- 空気とガソリンは混合物
- 石油類は全て炭化水素の混合物
- 食塩水は混合物
- 二酸化炭素は化合物
- 物質が空気中の水分を吸って溶けドロドロになることを潮解という
- 酸化・分解・中和は化学変化
- 紙が濃硫酸に触れて黒くなるのは化学変化
- 原油を蒸留してガソリンにするのは物理変化
- 酸化第二銅が水素気流中で銅に変わるのは化学変化
- ニクロム線が電気で赤くなるのは物理変化
- 鉄が錆びるのは化学変化
ここまでの出題ポイント(4)
- 燃える・錆びるは酸化反応で化学変化である
- 酸素が増えるのが酸化反応である
- ゴムのひび割れや劣化は酸化反応である
- 一酸化炭素が燃えて二酸化炭素になるのは酸化反応である
- 二酸化炭素が燃える木炭に触れて一酸化炭素になるのは還元反応である
- 同一反応において、酸化と還元は同時に起きる
ここまでの出題ポイント(5)
- 燃える・液体の・水より軽い 金属もある
- 酸素自体は燃えないが、他の物質の燃焼を助ける
- 一酸化炭素と有機化合物は可燃性
- 有機化合物が完全燃焼すると二酸化炭素と水が発生
- 有機化合物が不完全燃焼すると一酸化炭素とすすが発生
- 有機化合物は可燃性で沸点や融点が低い
- pH7が中性で値が小さいほど酸性が強くなる
- 鉄はエポキシ樹脂で被膜された場合は腐食されにくい
- 酸性は青色リトマス紙を赤に変える
ここまでの出題ポイント(6)
- 不燃物の代表例:二酸化炭素、窒素ガス
- 酸化熱は点火源になる。融解熱・気化熱は点火源ではない。
- 空気がなくても化合物の分解によって発生する酸素も供給源となる。
ここまでの出題ポイント(7)
- 静電気が蓄積しても発熱・蒸発しない
- 静電気が帯電しても電気分解はおこさない
- 静電気は蓄積し続けない
- 静電気の防止:湿度を高く・流速を遅く・アースを付ける
- 静電気は絶縁性(不良導電)の大きいものほど発生・蓄積しやすい
- 静電気は導電性が高いほど蓄積しにくい
- 直射日光は静電気に全く関係ない
ここまでの出題ポイント(8)
- 熱伝導率の小さいものは燃えやすい
- 数値が大きいと危険なのは、火炎伝播速度
- 数値が小さいと危険なのは、最小着火エネルギー
- 燃焼に関係ないのは、気化熱と体膨張率
- 第四類危険物は全て蒸発燃焼
- 固体でも硫黄・ナフタリンは蒸発燃焼
- 分解燃焼は?と問われたら 「プラスチック」を選ぶ
- 蒸発燃焼は?と問われたら 「灯油」「硫黄」を選ぶ
- 木炭(すみ)は、表面燃焼
- 二酸化炭素は、燃焼しない
ここまでの出題ポイント(9)
- 引火点とは燃焼範囲の下限値の蒸気を出す液温
- ガソリンの燃焼範囲は1.4~7.6 vol%
- 発火点とは自ら燃えるときの最低の液温
- 自然発火するのは「あまに油」などの乾性油
- 乾性油はよう素価が大きい
- 「ぼろ布」にしみ込んだ油を長時間風通しの悪い部屋で堆積させると自然発火しやすくなる
ここまでの出題ポイント(10)
- 「容器内で灯油が燃えていたので蓋をして消した」:窒息効果
- 燃焼の三要素のうち1つを取り除けば消火できる
- 「少量のガソリンが燃えていたので、二酸化炭素消火器で消した」:窒息効果
- 「ハロゲン化物での消火」:負触媒効果(その他の効果による消火)
- 「酸素を除去する消火」:窒息効果
- 「注水した場合に発生する水蒸気で消火」:冷却効果だけでなく窒息効果もある
- 酸素を含有する物質(第5類危険物)は窒息消火はできない
ここまでの出題ポイント(11)
- 「水」と「泡」は感電するので電気火災には使えない
- リン酸塩類消火剤は全ての火災に適応
- 棒状は危険物の火災には使えない
- 強化液消火剤は霧状にすれば「油」「電気」火災に効果がある
- 一般の泡消火剤は泡が消えるので、水溶性危険物(エタノール、アセトン)には使えない
- 水溶性危険物(エタノール、アセトン)には特殊泡の消火剤を使用する
- 二酸化炭素消火剤には毒性は無いが、大量に吸い込むと呼吸困難になる