テキスト 「法令編」
ここまでの出題ポイント(1)
- 特殊引火物は引火点‐20℃以下で沸点が40℃以下
- 第一石油類は引火点21℃未満
- 危険物とは法別表の品名欄に掲げる物品である
- 危険物には気体はない(気体の例:プロパン・アセチレン)
- 指定数量は全国共有である。
- 仮貯蔵は消防署・所轄消防署長に10日前までに承認
- 指定数量は覚えること(数量の正誤・倍数の計算で使う)
ここまでの出題ポイント(2)
- 保安監督者・保安統括監督者の選任/解任は届出(※保安員は届出不要)
- 指定数量未満の危険物を取扱う場合は、市町村の条例で規制
- 仮貯蔵/仮使用する時には承認
- 新設・変更工事は許可
- 品名・数量・指定数量の変更は10日前までに届出
- 譲渡・廃止する時には遅滞なく届出
- 問題に「変更の工事に係る部分以外の部分」という文章が出たら「仮使用」
ここまでの出題ポイント(3)
- 修理・改造・移転の命令は、位置・構造・設備が技術上の基準に適合していない時
- 定期点検は1年に1回以上実施し3年間記録を保存する
- 危険物施設保安員は定期点検ができる
- 危険物施設保安員は無資格者の定期点検の立ち合いはできない
- 丙種は定期点検ができる
- 丙種は無資格者の定期点検の立ち会いはできる
- 点検結果は市町村長や消防署に報告する必要がない
- 危険物保安統括管理者は定期点検ができない
- 定期点検が必ず必要なのは地下タンクと移動タンク
ここまでの出題ポイント(4)
- 予防規程:市町村長等の認可
- 予防規程を作成するのは所有者
- 予防規則に定める必要のないものは火災の損害調査
- 市町村長等の許可の取消・使用停止命令に関係ないのは
・保安講習の受講命令(都道府県知事の仕事)
・免状の返却命令 (都道府県知事の仕事) - 危険物取扱者でも従事してなければ受講しなくてよい
- 取扱者は3年に1回受講すること(甲・乙・丙 共に)
ここまでの出題ポイント(5)
- 指定数量未満の危険物でも、甲種・乙種の免状者の立ち会いがなければ無資格者は取扱いできない。
- 丙種は立ち会いができない
- 保安監督者の条件は甲種・乙種の免状者で6ヵ月以上の実務経験があること(丙種はなれない)
- 保安監督者が必要な施設は、製造所・屋外タンク・給油取扱所・移送取扱所
- 保安監督者が必要でない施設は、移動タンク貯蔵所
ここまでの出題ポイント(6)
- 免状・交付と保安講習は、都道府県知事の仕事
- 書き換えは居住地・勤務地の都道府県知事
- 免状の写真は10年毎書き換えが必要
- 再交付は、「交付された」または「書き換えた」都道府県知事
- 亡失した免状を発見した時は、10日位階に再交付した都道府県知事に返却
- 免状の返納命令がでるのは「消防法に違反した時」・「保安講習の受講義務違反した時」
※免状の形態が必要なのは移動タンク貯蔵所だけ
ここまでの出題ポイント(7)
- 統括管理者・保安員は免状が不要
- 統括管理者を選任した場合は、届出が必要
※保安員は不要 - 保安員は、統括管理者・監督者より立場が低い作業員の為、「指示・指揮」はあり得ない
ここまでの出題ポイント(8)
- 保安距離:住宅(10) 高校3年生(30) 五重塔(50)
- 「保安距離と保有空地」の問題にでは、屋内貯蔵所と屋外タンクがポイント
※タンクは屋外だけ - 問題に製造所・屋内貯蔵所・屋外タンクはよく出る
- 保安距離が必要ない施設は給油取扱所
- 使用電圧が7000V以上で保安距離が必要になる
ここまでの出題ポイント(9)
- 屋内貯蔵所:建物面積は1000㎡以下
10倍以下毎に区分し0.3m以上の間隔を置く - 危険物の温度は55℃を超えないこと
- 屋外貯蔵所に貯蔵できないもの:ガソリン・二硫化炭素・硫化リン
- 屋外貯蔵所に貯蔵できるもの:2類の硫黄・引火点が0℃以上の引火性固体・アルコール類・第二種石油類
- 防油堤の容量は最大タンク1個の110%以上
- 防油堤は土でもOKで、水抜口は通常閉鎖
ここまでの出題ポイント(10)
- 常置場所は屋外か建物の1階
- タンクの最大容量は30000ℓ、間仕切りは4000ℓ毎
- 移動タンク貯蔵所から容器に小分けできるのは重油
- 走行中の移動タンク貯蔵所を停止できるのは警察官と消防吏員
- 危険物取扱者が同乗する必要がある(免状携帯)
- 丙種もガソリンを移送できる
- 備えが不要な書類は、保安獲得者選解任届出書
※騙されないように
ここまでの出題ポイント(11)
- 給油取扱所には保安距離と保有空地は不要
- 給油中はエンジン停止
- 給油空地からはみ出したまま給油しない
- 引火点を有する洗剤は使用できない
- 給油取扱所に設けることができない建物は、遊戯場・診療所・立体駐車場
- 地下タンクの計量口・注入口は使用後すぐに閉めること
- 貯留設備に溜まった油は随時汲み上げること
ここまでの出題ポイント(12)
- 弁に関する問題は・・・通気管は解放 それ以外は閉鎖で覚える
- 危険物は焼却できる
- 分離槽に溜まった油(危険物)は随時汲み上げる
- 危険物のくず・カスは1日1回以上は廃棄
- みだりでなければ火は使える
ここまでの出題ポイント(13)
- 指定数量以上の危険物の運搬は「危」の標記と消火器を備える
- 運搬容器には「品名」「数量」「危険等級」「化学名」「注意事項」を記入
※容器の材質・消火方法の記入は必要ない - 4類と混載できないのは1類と6類
- 容器は収納口を上に向けて積載する
- 特殊引火物・黄りんは遮光性の被膜で覆う
- 積載高さは3m以下
- 運搬には届出は必要ない(数量に関係なく)
ここまでの出題ポイント(14)
- 栓 スプリンクラー 消火設備 大(30) 小(20)の順で覚える
- おすし大小と砂(お寿司大小と砂)で覚える
第1種消火設備:お(お部屋内の「お」)
第2種消火設備:す(スプリンクラーの「す」)
第3種消火設備:し(消火設備の「し」)
第4種消火設備:大(大型消火器の「大」)
第5種消火設備:小と砂(小型消火器の「小」と乾燥砂の「砂」)
ここまでの出題ポイント(15)
- 所要単位と警報設備 : 10倍 移動タンク貯蔵所は不要
- 自動火災報知設備 : 屋内貯蔵所 ※これが良く出る
テキスト 「物理・化学編」
ここまでの出題ポイント(1)
- 比熱とは物質1gの温度を1℃上げるための熱量
- 熱量[J]=比熱[J/(g・K)] X 質量[g] X 温度差[K]
- 熱容量=比熱 X 質量
- 比熱の小さいものは、温まりやすく冷めやすい
- 熱伝導率が小さいぼど燃えやすい
- 熱の対流とは?と問題が出たらストーブ・やかん・お風呂を選ぶ
- 熱の伝導とは?と問題が出たらコップ・アイロン・ステンレスを選ぶ
- 一般的に金属の熱伝導率は他の固体より大きい
- 熱伝導率が最も小さいのは気体(空気)
ここまでの出題ポイント(2)
- 液体の飽和蒸気圧は温度の上昇とともに増大し、
その圧力が大気の圧力に等しくなる時の温度が沸点である - 沸点は加圧すると高くなり、減圧すると低くなる
- 水は1気圧100℃で沸騰する
- 液体の水が固体になるのを凝固という
- 固体が気体になるのを昇華という
- 気体の溶解度は溶媒の温度が上がると小さくなる
ここまでの出題ポイント(3)
- 単体と出たらOO素の付くものと硫黄とナトリウム
- 混合物は化学変化では無く混ざりあったもの
- 空気とガソリンは混合物
- 石油類は全て炭化水素の混合物
- 食塩水は混合物
- 二酸化炭素は化合物
- 物質が空気中の水分を吸って溶けドロドロになることを潮解という
- 酸化・分解・中和は化学変化
- 紙が濃硫酸に触れて黒くなるのは化学変化
- 原油を蒸留してガソリンにするのは物理変化
- 酸化第二銅が水素気流中で銅に変わるのは化学変化
- ニクロム線が電気で赤くなるのは物理変化
- 鉄が錆びるのは化学変化
ここまでの出題ポイント(4)
- 燃える・錆びるは酸化反応で化学変化である
- 酸素が増えるのが酸化反応である
- ゴムのひび割れや劣化は酸化反応である
- 一酸化炭素が燃えて二酸化炭素になるのは酸化反応である
- 二酸化炭素が燃える木炭に触れて一酸化炭素になるのは還元反応である
- 同一反応において、酸化と還元は同時に起きる
ここまでの出題ポイント(5)
- 燃える・液体の・水より軽い 金属もある
- 酸素自体は燃えないが、他の物質の燃焼を助ける
- 一酸化炭素と有機化合物は可燃性
- 有機化合物が完全燃焼すると二酸化炭素と水が発生
- 有機化合物が不完全燃焼すると一酸化炭素とすすが発生
- 有機化合物は可燃性で沸点や融点が低い
- pH7が中性で値が小さいほど酸性が強くなる
- 鉄はエポキシ樹脂で被膜された場合は腐食されにくい
- 酸性は青色リトマス紙を赤に変える
ここまでの出題ポイント(6)
- 不燃物の代表例:二酸化炭素、窒素ガス
- 酸化熱は点火源になる。融解熱・気化熱は点火源ではない。
- 空気がなくても化合物の分解によって発生する酸素も供給源となる。
ここまでの出題ポイント(7)
- 静電気が蓄積しても発熱・蒸発しない
- 静電気が帯電しても電気分解はおこさない
- 静電気は蓄積し続けない
- 静電気の防止:湿度を高く・流速を遅く・アースを付ける
- 静電気は絶縁性(不良導電)の大きいものほど発生・蓄積しやすい
- 静電気は導電性が高いほど蓄積しにくい
- 直射日光は静電気に全く関係ない
ここまでの出題ポイント(8)
- 熱伝導率の小さいものは燃えやすい
- 数値が大きいと危険なのは、火炎伝播速度
- 数値が小さいと危険なのは、最小着火エネルギー
- 燃焼に関係ないのは、気化熱と体膨張率
- 第四類危険物は全て蒸発燃焼
- 固体でも硫黄・ナフタリンは蒸発燃焼
- 分解燃焼は?と問われたら 「プラスチック」を選ぶ
- 蒸発燃焼は?と問われたら 「灯油」「硫黄」を選ぶ
- 木炭(すみ)は、表面燃焼
- 二酸化炭素は、燃焼しない
ここまでの出題ポイント(9)
- 引火点とは燃焼範囲の下限値の蒸気を出す液温
- ガソリンの燃焼範囲は1.4~7.6 vol%
- 発火点とは自ら燃えるときの最低の液温
- 自然発火するのは「あまに油」などの乾性油
- 乾性油はよう素価が大きい
- 「ぼろ布」にしみ込んだ油を長時間風通しの悪い部屋で堆積させると自然発火しやすくなる
ここまでの出題ポイント(10)
- 「容器内で灯油が燃えていたので蓋をして消した」:窒息効果
- 燃焼の三要素のうち1つを取り除けば消火できる
- 「少量のガソリンが燃えていたので、二酸化炭素消火器で消した」:窒息効果
- 「ハロゲン化物での消火」:負触媒効果(その他の効果による消火)
- 「酸素を除去する消火」:窒息効果
- 「注水した場合に発生する水蒸気で消火」:冷却効果だけでなく窒息効果もある
- 酸素を含有する物質(第5類危険物)は窒息消火はできない
ここまでの出題ポイント(11)
- 「水」と「泡」は感電するので電気火災には使えない
- リン酸塩類消火剤は全ての火災に適応
- 棒状は危険物の火災には使えない
- 強化液消火剤は霧状にすれば「油」「電気」火災に効果がある
- 一般の泡消火剤は泡が消えるので、水溶性危険物(エタノール、アセトン)には使えない
- 水溶性危険物(エタノール、アセトン)には特殊泡の消火剤を使用する
- 二酸化炭素消火剤には毒性は無いが、大量に吸い込むと呼吸困難になる
テキスト 「性質・消火編」
ここまでの出題ポイント(1)
- 気体の危険物はない
- 第5類は分子内に酸素を含んでいて、酸素の供給が無くても燃焼する
- 第5類の危険物は加熱等による自己反応(自己燃焼)により発火または爆発する
- 第2類の危険物は、酸化されやすい可燃性の固体である
ここまでの出題ポイント(2)
- 第4類は全て可燃性の液体
- 全ての第4類の蒸気比重は1より大きい
- 第4類の液体は水より軽いものが多い(比重が1より小さいものが多い)
- 第4類の発火点は100℃より高いものが多い(100℃以下は二硫化炭素のみ)
- 燃焼範囲が広いほど危ない
- 燃焼範囲の下限値が小さいほど危ない
- 水溶性の危険物は電気の良導体で静電気がたまらない
- 水溶性の危険物は水で薄めても引火点は低くならない
- 第4類は水に溶けないものが多い(溶けるのは「ア」の付くもの)
- 沸点の低いものは引火しやすい
- 可燃性蒸気の換気は低所で行い、高所に排出する
- 流速を遅くし静電気の発生を防止する
- 強化液消火剤も霧状にすれば効果的
- 棒状と付いたら危険物の火災には使えない
- 特殊泡(水溶性液体用泡)消火剤は普通泡と異なり泡が溶けないので効果的
※水溶性液体以外には普通泡も有効 - 容器に収納する場合は、蒸気が漏洩しないように密栓し、容器の周囲には若干の空間を残す
ここまでの出題ポイント(3)
- 二硫化炭素の蒸気は毒性があり、貯蔵には水中貯蔵をとる
- 二硫化炭素の保護液(水中貯蔵)は、水のみ
- 二硫化炭素を水中貯蔵するのは可燃性蒸気が発生するため
- 二硫化炭素の燃焼範囲は第4類で一番広い(1~50vol%)
- ジエチルエーテルは麻酔性があり、日光で酸化物が発生する
- アセトアルデヒドは水に溶け、引火点が‐39℃
- 酸化プロピレンは水によく溶ける
ここまでの出題ポイント(4)
- 第一石油類の定義:引火点が21℃未満
- ガソリン 引火点:‐40℃ 発火点:300℃
- ガソリンは無色で特有の臭いがあり、オレンジ色に着色されている
- ガソリンの燃焼範囲は第4類の中では狭い(1.4~7.6vol%)
- ガソリンの引火点は低く、冬季でも引火する危険がある
- ガソリンの発火点は300℃なので、自然発火しない
- ガソリンは炭化水素の混合物
- ガソリンは不良導体で静電気が発生しやすい
※背電気対策:送油は遅く - アセトンは水に溶け、引火点は‐20℃
- トルエン・ベンゼンともに水より軽く、水に溶けない
- トルエン・ベンゼンともに無色透明で蒸気は有毒(ベンゼンの方が有毒)
ここまでの出題ポイント(5)
- 灯油はガソリンに溶け、引火点は40℃以上
- 灯油はガソリンに比べ、揮発・蒸発しにくい
- 灯油は静電気を発生しやすい
- 灯油の発火点は220℃でガソリンより低い
- 灯油と軽油はともに水より軽く、水に溶けない
- 灯油と軽油の引火点は常温(20℃)より高い
- 酢酸は水より重く、水に溶ける
- 酢酸はアルコールと反応して酢酸エステルを作る
- 酢酸の引火点は41℃のため、常温(20℃)で引火しない
ここまでの出題ポイント(6)
- 重油の消火 棒状注水はNG
- 重油は水より軽く、水に溶けない
- 重油の引火点 60~150℃
- 重油の発火点 250~380℃
- A、B重油とC重油は引火点が異なる
A、Bが60℃以上 Cが70℃以上 - 第四石油類の引火点 200℃以上250℃未満
- 三石・四石ともに引火点が高いので、加熱しない限り引火しない
- 三石・四石ともに燃えだすと液温が高く、消火が困難
ここまでの出題ポイント(7)
- エチルアルコールの引火点は常温(20℃)より低い(13℃)
- 炭素原子の数は1~3個
- アルコールの沸点は水より低い
- メタノールは毒性が高い
- 芳香があり、水に溶ける
- 特殊泡消火剤を使用
- 流動による静電気は発生しない
ここまでの出題ポイント(8)
- 動植物油の引火点は200℃以上 250℃未満
- 自然発火しやすいのは布にしみ込んだとき
- 動植物油で自然発火するのは乾性油
- 乾性油はヨウ素が大きいほど自然発火が生じやすい
- 自然発火と引火点の高さは関係ない
- 動植物油は水に溶けない